木の特性を生かした家具作り

陶の木では、木の質感を生かした温かみのある家具を製作しています。

木は、家具として利用できるまで成長するのに約100年前後の年月を経ます。

だからこそ、その木を無駄なく今度は人の手により家具(木)を育て次の世代まで

使いつづけていただけるようにと願い、一つ一つに思いを込めて製作しています。

無垢材の特徴

無垢材とは、天然樹木を加工した製品のことを言います。

無垢材の特徴として常に呼吸している為、温度や湿度の変化によって収縮活動を繰り返します。その為、季節により多少の収縮を応じます。これらは、無垢材特有の現象です。予めご了承ください。

無垢材は天然木の為、色合い、木目、節が、ひとつと同じではございません。この違いは、無垢材の特徴とご理解願います。

木の家具は、人と同じように歳をとります。年月とともに表情を変えながら、味わいを増していきます。人と共に日々の暮らしの記憶や思い出を刻み、時間を経て艶やかさや色の深みも増し、その人の生活の一部となっていきます。時間や世代を越えてずっと永く使いつづけていただけるような家具を製作して行きたいと考えております。

材料

陶の木では、主に国産の栗材を使用しています。

クリ(栗)chestnut  柴栗(シバグリ)とも言われ、昔から建築用の土台、柱、敷居、枕木、家具などに用いられ、材は重硬で弾力に富み、水湿によく耐え、材の保存性は極めて高いと言われています。しかし、使う場所や用途にっよて時には柔軟さを求められる場合もあり、他の材料を使用する事もあります。

 

栗の木は大木になる事が少なく、一枚板でテーブル等を製作する事が難しい為、何枚かの材料を接ぎ(ハギ)合わせて一枚の板にする事が多いのです。栗材以外で1枚板をご希望の場合は事前にご相談ください。

塗装

植物性のオイル仕上げにしている為、木の素材を損なわず、使いこなすほどに味が増して

いきます。オイルは、オスモオイルを使用しています。身体や環境にも優しいオイルです。

色は、素材の雰囲気を変えない、クリアーと素材の木目を際立たせるウォールナット色の

二色を用意しています。

お手入れ方法

植物性のオイル仕上げにしている為、水にはとても弱く、長時間濡れていると染みが出来やすいという難点があります。

例えばグラス等の水滴をそのままにしておくと、グラスの底の形に染みが出来ます。

その場合コースターを使うか、染みの出来る前に素早く拭いてください。一度できた染みは、削り直しをしなければ取ることは、難しいです。

普段のお手入れは、汚れが目立つ場合は、固く絞った布で汚れを落とした後、乾拭きして下さい。艶が失われた場合は、本来は塗装用のオイルを塗るのが一番良いのですが、ご家庭にあるオリーブオイル等で代用しても大丈夫です。